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Posted by だてBLOG運営事務局 at

2011年03月29日

シーベルト?ベクレル?

シーベルトとは放射線防護研究者で大きな功績のあるスウェーデンの物理学者
「ロルフ・マキシミリアン・シーベルト」にちなんで付けられた単位のことです。

よく耳にする被ばくの致死線量についてですが、人間は世界中どこに住んでいて
も、常に放射線を浴びています。平均で年間約2.4ミリシーベルトの自然放射線に
さらされているのです。放射線を短期間に全身被ばくした場合の致死量は、5%
致死線量が2シーベルト(2000ミリシーベルト)、50%致死線量が4シーベルト、
100%致死線量が7シーベルトと言われております。ちなみに短期間というのは
約1時間ほどの時間ということです。普通に生活してて年間に受ける自然放射線
量の約1000倍を1時間で吸収すると、20人に一人がなくなる可能性があるとう
程度の話です。




シーベルトとシーベルト毎時の違いについて。報道では毎時という単位が抜けてい
るケースが多くありますが、シーベルトとは「ある時間に被ばくした量の合計」を
表す単位であり、特に説明がない限り1時間当たりのことを言っているのだと思って
下さい。たとえば、ある地域で「1.5マイクロミリシーベルトが観測された」という報道
があれば、それは人間がその場所で1時間過ごすと1.5マイクロミリシーベルトを
被ばくするということになります。2.4ミリシーベルト毎時であれば普通に過ごして
1年間に浴びる放射線を1時間で浴びるということになります。

例えば、福島第一原発の近くで測定された400ミリシーベルトとはどのくらいかを説明
しますと、その場所で何の防護もなく1時間過ごした場合の被ばく量が、5%致死線
量(2シーベルト=2000ミリシーベルト)の5分の1に当たります。つまり、この5倍の
放射線量に約1時間さらされたとしても、20人に一人がなくなる可能性があるという
レベルのことであり、かつこの測定値は極めて原子炉に近い場所で想定したものです。

大体お分かりのことと思いますが、ミリシーベルトとマイクロシーベルトの違いは下記
のとおりです。

1シーベルト=1000ミリシーベルト=100万マイクロシーベルト  となります。

例えばニュースなどで8000マイクロシーベルト等と聞いてしまうと、とんでもない大きな
数字に聞こえてきますが、マイクロはミリの1000分の1.1マイクロシーベルトは、1
シーベルトの100万分の1なのです。慣れてきた方は聞き分けられるようになってきま
したが、慣れてない方はよく聞いてみてくださいね。マイクロ単位で話しているうちは、
大きな問題にはならないことが殆どなのです。

ということで、次回はベクレルの事を書きたいと思います。  

Posted by 住まいるアドバイザー at 00:01Comments(0)雑学色々