2011年04月05日

冷静に考えましょう

冷静に考えましょう

今回の東日本大震災では、数多くの方が犠牲になり、多くの方が避難所生活
或いは、疎開を余儀なくされております。心よりお悔やみ申し上げます。また、
日本国民皆さんの傾向として、支援活動・義援金募金・ボランティア活動など、
多くの助けを施してる方が多く、国民がひとつになっているような気が致します。

さて、そのような折、徐々に生活の安定を求めて家の改修や、新築、中古住宅
購入など、不動産にまつわる話が増えてきております。東北地方太平洋沖地震
発生後約3週間強が経ち、落ち着きを取り戻してきた今、今度は安定した住環境
を求めたくなってきたのだと思います。  古い家屋にお住まいの方などは、もし、
また新たな地震が来た時は崩壊してしまうかもしれないと心配になったり、或い
は関係役所から建物の状態が非常に危険だということで、使用禁止や入室禁止
等の厳しい判断をされた方もいらっしゃると思います。

今後、色々な方が色々なケースで新しい住居を求めると思いますが、ここでひとつ
アドバイス! 先ずは冷静になることです。今の置かれた状況、今の住まいの正し
い状態確認、次に求めたいものの計画、正しい購入の仕方。これを考えて行動す
ることです。何でもかんでも飛びつくことはお勧めいたしません。今までの不動産
市場の歴史の中で、冷静さを失うと得するのは業界側だけになってしまう事が、
ままありました。今回は、冷静さを持って下さい。 また、我々不動産・建設業界も
いたずらに利益追従するのではなく、被災者を中心としたお客様に、正常なる価格
と正しい品質を持って対応しようとしております。日本から不動産やものが消える
事はありません。慌てないでください。


これから、不動産を購入・建築・賃貸等される方に次のことをアドバイスします!

・今の住居の状況把握(信頼できる方のジャッジを仰ぎ、自己判断しないこと)。
・賃貸が良いのか、購入が良いのかを家計の中でしっかり計算すること。
・「材料がない、急ぐ場合割高になる」こういう業者はやめる。
・同じく、契約を急ぎ勧める業者にも要注意。特に聞いたことのない業者など。
・ブローカーなど口利きや的な業者に注意。業者登録しているかなど要確認。
・一部補修する場合でも構造体が弱い場合、また同じことが起きるので本体の確認
 を、しっかり行うこと。
・土地の地盤調査をし、弱い場合は対策をすること。特に埋め立て地や、崖の付近は
 要注意。
・信頼できるハウスメーカーや不動産に相談。
・建物を建てる際は、過去の地震に対するデータなどを確認し、安心できるメーカーを
 選ぶこと。
・契約する場合、契約の中身を十分に検討する。中身を確認せず、話だけで署名した
 りサインしたりするのは厳禁。
・根拠もないお金は支払わない。振り込まない。
・契約ごとで不安がある場合、必ず信頼おける方や、関係資格者に相談すること。
・ひとりでは決めないこと。必ず家族や、身内、親戚、友人などに相談すること。
・中古住宅を買う場合、耐震基準や今回の地震後のデータ等をしっかり確認すること。
 営業マンなどの言葉だけでは確認したことにならない。
・物件は数件以上見比べることが鉄則。色々見てると目利きも出来るようになる。



いずれにしましても、念には念を入れて行動したり、契約したりすることが大事です。
決して、早まった行動だけは避けてください。冷静さを失うといい買い物はできません。
大震災で失ったものがあったと思います。これ以上、失うことがないようにお気を付け
頂きたいと思います。

もし、不動産取引にかかわることで、お困りのこと、悩み、聞きたいこと、何でも結構
です。遠慮なくコメントでも下さい。 ブロガーさん、お客様の立場・目線でお答え
いたします。
些細なことでも結構です。見られたくない内容の方はメールでも結構です。
公平なお答えを差し上げたいと思っております。 

まだまだ暫くはつらい日々が続くと思いますが、前向きにみんなで頑張って参りましょ
う。 これからも宜しくお願い致します。


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Posted by 住まいるアドバイザー at 09:09│Comments(0)不動産取引
 
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